QUARTET
EXCELSIOR

　日本を拠点に活動する常設弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」は、２０２４年に結成３０周年を迎えます。 

　思えば、日本初の真の常設弦楽四重奏団として活動した巖本真理弦楽四重奏団の歴史は、わずか１３年という太く短いものでした。定期演奏会の開始から２３年が経ち、偉大な先輩を遙かに超える活動期間となったクァルテット・エクセルシオは、皆様のお力添えもあり今や日本を代表する弦楽四重奏団となりました。 

　年間を通して活動し、毎年６０公演ほどを行い、定期演奏会はこれまでに東京４５回、 京都１９回、札幌１６回を数え、尖端的シリーズとしての「ラボ・エクセルシオ」も２１回開催してきております。海外での演奏機会も多くいただいてきました。 

　結成１０周年の年にたちあげた NPO「エク・プロジェクト」は、現在は認定NPO法人となり、常設弦楽四重奏団の活動母体に相応しい組織となっています。 

　クァルテット・エクセルシオは、節目の年に団としてのあり方を再び見つめるべく、 来る ２０２４年度を結成３０周年記念シーズンと位置付けた活動を展開いたします。 

　つきましては、NPO法人の定款にも掲げております「定期演奏会」、「普及&教育 活動」、「現代曲」という活動の三本柱それぞれに則った記念シーズンの活動内容について、音楽関係者及びジャーナリスト専門記者の皆様にメンバー自らご説明させていただきたく思います。 

　定期演奏会での新作委嘱、日本の音楽ファンへのクァルテット普及に大きな功績を残した NPO法人エク・プロジェクト名誉会長であった幸松肇さんの追悼演奏会、クァルテット・エクセルシオが主催に加わる音楽祭でのセミナー開催をはじめ、皆様にお伝えしたい多くの企画を準備しています。 

　なお、記者会見には３０周年記念委嘱作曲家の権代敦彦・酒井省吾の両氏の参加も予定しております。 

　記者会見はクァルテット・エクセルシオの公式 YouTube チャンネルで同時配信を予定しています。一般の音楽ファンの皆様におかれましても、是非ともご視聴を賜ります様お願い申し上げます。