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          現代曲
CONTEMPORARY

エクの3本柱のひとつである「現代曲」企画を、シリーズ展開している渾身の活動です

代表的な実績としてはまず、2000年の第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールにおいて、課題であったサルバトーレ・シャリーノの弦楽四重奏曲第7番の演奏に対し、作曲家自身から贈られる特別賞を受賞したことがあげられます。また、多くの現代音楽祭や現代音楽シリーズでは、高度な技術や解釈による緻密な再現力を持つ演奏として、非常に高く評価されてきました。

多くの作曲家たちは、室内楽の中でもとりわけ弦楽四重奏という完成された形態に対する要求を高く持ち、「自分自身の作曲過程のある到達地点」として、完成度の高い作品を作り上げてくることが常です。
エクセルシオは、高度な技術や、難解な解釈を必要とする作品でも、多くの時間をかけて取り組んできました。
複雑なリズムやピッチの微細化、頻繁に行われるテンポ変化、目まぐるしい特殊奏法など、あらゆる現代作品特有の特殊技術を投入して作られた作品を、その音楽の意味を深く探りながら、確実に、大胆に、丁寧に一つ一つ音作りを進めて行きます。
手間を十分にかける事により、作曲家の意図を「音」として忠実に再現する事ができるのです。
それは私達エクセルシオに、作曲家の要求に答えられる能力だけでなく、常設の団体の強み、年間を通した「継続力」があるからこそ導き出される結果なのです。

主な演奏歴としては、
国際現代音楽協会横浜「世界音楽の日々」2001横浜大会、
日本作曲家協議会主催アジア音楽祭2003、
東アジア国際現代音楽祭、
ウズベキスタン日本大使館主催現代音楽演奏会、
日本の作曲21世紀への歩みシリーズ(1999~2007年)、
OTOの会演奏会、
そのほか、「ラボ・エクセルシオ」と題する公演シリーズとして、「世界巡り」(2001年~)シリーズでは国や地域に特化した作品を、「20世紀 日本と世界」(2007年~)シリーズでは邦人・海外作曲家作品を取り上げ、その他にバルトークシリーズ、ブリテンシリーズ、ショスタコーヴィチシリーズなど、常に新たなシリーズに挑戦し続け、国籍を問わず、多岐に渡ったレパートリーがあります。

現代作品、特に新作からは当然、今まで聴いたことのない、新しい「音」が生まれます。それは誰もが接したことのない新しい音楽です。
新しい音楽を聴く事によって今までと違った感覚を呼び起こし、聴きなれていると思っている音楽も、またひと味違う印象であなたの耳に届くはずです。
現代作品を聴くことは、自分の音楽を聴く「耳」の可能性を広げることなのです!

ラボ・エクセルシオ

2001年〜2007年 世界巡りvol.1〜6

世界を巡りながら、様々な作品によって新たな弦楽四重奏の魅力を発見するシリーズ

2008年&2009年 20世紀 日本と世界

日本と海外の作曲家の近・現代作品を演奏することで、日本人として、自分たちの素晴らしい音楽として、国内外へ向けて広く伝えていくことができたら、という思いが込められたシリーズ

2012年~2018年 ラボ・エクセルシオ 新章 I~VI  ~現代から未来へ~ 弦楽四重奏の挑戦!

20世紀以降の「現代音楽」から、未来へ向けて弾き継がれるべき作品をエクの視点で選曲し、ゲストをお迎えしたプレトークもお楽しみいただいたシリーズ

2016年&2020年 ラボ・エクセルシオ ブリテン・シリーズvol.1&2

現代音楽は聴くのではない、耳で「観る」モダンアートだ!
目で見て、手で触れて、まだ感じたことのない感覚、新鮮な刺激を受けるように、音楽を「観る」

現代音楽の魅力を存分に堪能していただくブリテンシリーズ

2021年〜2023年 ラボ・エクセルシオ ショスタコーヴィチ・プロジェクトvol.1〜5

ショスタコーヴィチの世界に深く潜航してその魅力に浸っていただきたい、ショスタコーヴィチ全曲シリーズ

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